グラフのデータ系列の要素に書式を設定する
棒(縦棒グラフおよび横棒グラフ)、データポイント図形(線グラフおよび散布図)、面図形などのさま
ざまな視覚的エフェクトを使って、データ系列要素の外観を整えることができます。
円グラフの分割部分もデータ系列を表しますが、フォーマットを設定する際に特別な注意点があります。
詳しくは、
147
ページの「円グラフの外観をカスタマイズする」を参照してください。
系列のフォーマット設定オプションの多くは、フォーマットバーで選択できます。グラフの系列要素を選
択すると、フォーマットバーの項目が変化し、そのグラフ系列要素のフォーマットを設定するためのオ
プションが表示されます。たとえば、フォーマットバーの「塗りつぶし」ウェルをクリックして、選択し
た系列要素の色をすばやく選択して適用することができます。
142
第
7
章
データからグラフを作成する
第
7
章
データからグラフを作成する
143
「グラフ」インスペクタには多くのオプションが用意されています。たとえば、横棒グラフ、縦棒グラフ、
および面グラフについては、変更したい系列の要素を選択してから「グラフ」インスペクタの「データ
系列」パネルでフォーマットを選択することで、データ系列の図形や記号の外観とスタイルを変更でき
ます。
「グラフ」インスペクタを使って、選択した系列要素を特定の色やテクスチャで塗りつぶすには:
1
フォーマットを設定したい系列要素(縦棒、横棒、その他)を選択します。
2
ツールバーの「インスペクタ」をクリックし、「グラフインスペクタ」ボタンをクリックして、「グラフの
カラー」をクリックします。
3
最初のポップアップメニューから、塗りつぶしタイプ(「
3D
テクスチャ塗りつぶし」など)を選びます。
4
2
つ目のポップアップメニューから塗りつぶしコレクション(「マーブル」、「木」など)を選択します。
5
以下のいずれかの操作を行います:
すべてのデータ系列のすべての要素を塗りつぶすには、「すべてに適用」をクリックします。
1
つ目
Â
の塗りつぶしが
1
つ目の系列の要素に適用され、同じように
2
つ目の塗りつぶしは
2
つ目の要素
に適用されます。
1
つのデータ系列の要素に塗りつぶしを適用するには、選択した塗りつぶしを、該当する系列の要
Â
素(棒など)にドラッグします。
これらの塗りつぶしは、線グラフおよび散布図には使用できません。線グラフおよび散布図で系列要
素のフォーマットを設定するときは、
152
ページの「折れ線グラフのデータポイントの記号や線をカス
タマイズする」および
153
ページの「散布図を使う」を参照してください。
選択した系列の要素の不透明度、線、影、塗りつぶしを調整するには:
変更する要素を選択し、「グラフィックインスペクタ」ボタンをクリックして、目的の調整を加えます。
m
不透明度と塗りつぶしを調整するときに、「グラフィック」インスペクタの下部にある「不透明度」スラ
イダをドラッグすると、グラフ全体の不透明度が変化します。選択した系列のフォーマットのみを設定
するときは、系列を選択してから、カラー塗りつぶし、グラデーション塗りつぶし、または半透明イメー
ジ塗りつぶしの不透明度を調整します。詳細については、
217
ページの「不透明度を調整する」およ
び
218
ページの「オブジェクトを色またはイメージで塗りつぶす」を参照してください。
独自のイメージを塗りつぶしに使用するときは、
221
ページの「オブジェクトをイメージで塗りつぶす」
を参照してください。
要素の周囲の線の外観を変更するときは、
213
ページの「枠線のスタイルを変更する」を参照してく
ださい。
影の変更については、
215
ページの「影を追加する」を参照してください。
選択した系列のデータ・ポイント・ラベルを表示したり、そのフォーマットを設定したりするには:
1
「グラフ」インスペクタの「系列」をクリックします。
2
「数値ラベル」を選択します。
3
ラベルを配置するには、「ポジション」ボタンの
1
つをクリックします。
4
参照元の表とは異なるフォーマットで値を表示するときは、「数値軸」の「フォーマット」ポップアップ
メニューからオプションを選択します。
数字:
データポイントの値を(単位を指定しない場合は単位なしで)表示します。単位を指定するときは、
「後置記号」フィールドに入力します。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示したい小数の桁数を
指定し、その横にあるポップアップメニューで負数の表示スタイルとして「
-100
」または「
(100)
」の
どちらかを選択します。小数点の左側に
1,000
の位の区切り記号を表示したい場合は、「区切り」を
選択します。
通貨:
データポイントの値を金額として表示します。「記号」ポップアップメニューで通貨単位記号を
選択します。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示したい小数の桁数を指定します。負の値を表示
するときに、前にマイナス記号を付けるか丸かっこで囲むときは、ポップアップメニューで「
–100
」ま
たは「
(100)
」を選択します。小数点の左側に
1,000
の位の区切り記号を表示したい場合は、
「区切り」
を選択します。
割合(
%
):
データポイントの値を百分率で表示します。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示し
たい小数の桁数を指定します。負の値を表示するときに、前にマイナス記号を付けるか丸かっこで囲
むときは、ポップアップメニューで「
–100
」または「
(100)
」を選択します。小数点の左側に
1,000
の位の区切り記号を表示したい場合は、「区切り」を選択します。
日付と時刻:
データポイント値を日付と時刻の書式で表示します。
継続時間:
データポイント値を時間の単位で表示します(秒、分、週など)。
分数:
1
より小さいデータポイント値を分数として表示します。(値が
1
より大きい場合、データは分
数では表されません。)分数を丸める際の精度を「精度」ポップアップメニューで選択します。
「
2
分の
1
」、
「
4
分の
1
」などのオプションを選択すると、値は全体に対する割合として表示され、選択した単位で
近似値に丸められます。
科学計算:
データポイントの値を科学計算の表記で表示します。
10
の累乗が「
E+
」と整数として表
現されます。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示したい小数の桁数を指定します。
カスタム:
作成済みのカスタム数値フォーマットを選択するか、新規に作成します。詳細については、
97
ページの「独自のフォーマットを使って表のセルに値を表示する」を参照してください。
系列要素の色やテクスチャを変更したり、データポイントの記号や値ラベルのフォーマットを設定した
りするには、「グラフ」インスペクタの「系列」パネルを使用します。
142
ページの「グラフのデータ
系列の要素に書式を設定する」を参照してください。
144
第
7
章
データからグラフを作成する
第
7
章
データからグラフを作成する
145
特定のタイプのグラフ固有のフォーマット設定オプションについては、
147
ページの「特定のタイプの
グラフのフォーマットを設定する」を参照してください。